現場見学会の質問と業者選びの基準とは?
現場見学会では、どんなことをすればいいのでしょうか?
せっかく参加してもひと回り見るだけで満足してしまっている方が多いんですが、せっかくの休日をつぶして出掛けるのですから、くれぐれも「目の保養」で
終わらせないように、必要な情報をしっかり集めてください。
では、具体的にお伝えします。
①この家とまったく同じものを建てるとすれば、いくら掛かりますか?
この会社が一般的に建てている住宅の実物を確認し、
価格がわかれば比較する大きなポイントになります。
②この家は何坪ですか?
家づくりの始めには自分の家がどれくらいの大きさになるのか、
良くつかめないかも知れません。
チラシなどのプランを参考にして、大まかな坪数を把握して、
現場見学会で実際の大きさを体感し、家具の置かれた様子などをイメージ
しながら自分たちの家の大きさを確認していくことが大切です。
③これは標準装備ですか?
自分たちも欲しいなぁと思っていた装備などがあったら質問してください。
もし、それがオプションだとしたら、どれくらい追加になるか金額も
確認してください。
そして、これを「家づくりノート」にしっかりメモしておきましょう。
○月○日 ○○住宅見学会 40坪で1700万円の家。カーテン、
照明器具は標準装備。食器洗い乾燥機はオプション差額○○万円。
腰壁や天井の板張りが良かった。・・・」という具合です。
初回の見学会ではこの程度で十分です。最低3回は参加してみてください。
初めてのときは多少の緊張などもあり、しっかり見ているようで実際は
良く見ていなかったり、理解ができていなかったりという場合が多いんですね。
ですから、2回目以降の参加が重要になります。
2回目以降の参加で確認する要点は?
④社員数の少ない会社を選ぶ
住宅着工件数が横ばい、減少傾向になっている現在は、以前に比べると
仕事量が減っている会社が多数あります。
にもかかわらず、多すぎる社員を抱えているところが多いのです。
いくら社員が多くても、あなたの家づくりを担当してくれるのは、営業マン、
設計士、それに現場監督の3人くらいです。あとはすべて職人です。
いくら社員が多くてもあなたの家づくりには関係ありません。
あなたが支払う工事費が良質な材料や腕のいい職人さんに
支払われるのではなく、多すぎる社員や肩書きの付いたお偉いさんの
人件費に使われることは許せません。
必要以上に社員を抱えているこの会社に「安くていい家」が
できると思いますか?
今どき大きい会社だから安心できるとか思っている人はいないでしょう。
⑤公告宣伝費が少ない会社を選ぶ
「これだけ宣伝しているのだから大丈夫だろう!」と素人は考えます。
しかし、実は仕事が少ないから公告宣伝を必要以上にしているのが
現実です。
TVやラジオ、フルカラーの大きなチラシ、豪華なモデルハウスなどの費用は
すべて、お客様が支払った工事費が当てられています。
そして、このような費用が多ければ多いほど、はやっている会社のように
見えてしまいます。
しかし、はやっているように見える会社では「安くていい家」をつくることは
できません。
⑥訪問営業をしない会社を選ぶ
訪問営業は莫大な費用がかかります。
社員を雇う側から見るとこれほど効率の悪い営業活動はありません。
家を建てるか建てないかわからないお客様のところに行く営業にかかる
社員の給料を、建てていただくお客様の工事費に上乗せすることは
できません。
大事なのは、家づくりを任せていただけるお施主さんとの打合せに
十分な時間をかけなければならないからです。
訪問営業をすると、どこに任せるかまだ決めていないお客様が中心の
営業会社になってしまうからです。
もちろん、建築が決まったお施主さんの家や建設地には何度も足を
運ぶのは当然です。訪問営業する会社では、「安くていい家」はできません。
⑦棟梁が家をつくってくれる会社を選ぶ
どんな人柄の良さそうな営業マンと出会えても、、まさかその人が
あなたの家の工事をするわけではありません。
あなたの家を実際施工するのは職人です。
その人たちがどういう人なのか?
あなたが家づくりをまかせる業者とどういう関係にあるのか?
を確かめてください。
ハウスメーカーに頼んだはずなのに、実際に現場へ来た人は近所の
大工さんだったと言って、不満をいう方がいるようです。
一番わかりやすいのは、住宅会社に払ったお金がどのように職人に
流れていくのかを見ることです。
多くの場合は次の三つのパターンに分かれます。
・あなた ⇒住宅会社 ⇒棟梁(職人)
・あなた ⇒住宅会社 ⇒下請け会社 ⇒棟梁(職人)
・あなた ⇒住宅会社 ⇒下請け会社 ⇒棟梁(職人) ⇒下請け大工
このように、住宅会社と棟梁の間に下請け建築会社が入ったりすると、
あなたのお金の一部は間接経費に消えてしまします。
今地元で人気の○○ホームなどでも、棟梁の手間賃が非常に安くて
まともな仕事がとてもできないという噂を聞いたことはありませんか?
このような状態で、いい家ができることは絶対にありません。
職人に適正な手間賃を支払うことが、いい仕事、いい家の条件なんです。
建築業界では下請け、孫受けで仕事をするのは当たり前です。
住宅が完成するまで、20社から25社の職種の人たちが現場に入ります。
あなたが依頼した会社の社員だけで完成させている会社は日本中
捜しても一社もありません。
木造住宅の場合は特に、その数多い職種の中でも何と言っても
大工職人の仕事が大半を占めていますので、腕のいい大工職人か
どうかで、家の良し悪しが決まるとも言えます。
⑧作り手の顔が見える会社を選ぶ
あなたが家づくりを一緒にしていくのにふさわしい会社とは、
何かトラブルがあったとき誠意のある対応をする会社であることが重要です。
営業担当者がどんなうまいことを言っても、
すべての権限はその会社のトップにあります。
社長が前面に出て、家づくりに魂を込めてやっているか、
どのような考えしているのか、どんな人たちの家づくりをしようとしているのか、なぜ住宅をつくっているのか、社長のポリシ
ーや会社の理念などのしっかりした会社を選んでください。
同時に、棟梁の顔が見える会社を選ぶことが重要です。
なぜなら、下請け建築会社に仕事を流している住宅会社では、
どんな棟梁が担当するのか、下請け大工が担当するのか把握できて
いないからです。
このような会社では間接経費が多くて、粗雑な仕事になる可能性が
大きいし、いい家はとても望めないからです。
⑨第三者機関の公的保証の付いている会社を選ぶ
現在は2000年4月施行の法律で最長10年の瑕疵担保責任
(住宅品質確保法)が義務付けられています。
さらに、2009年10月には瑕疵担保責任の履行の確保(住宅瑕疵担保法)
が施行になります。
お客様は「安心できる家づくり」を求めています。財)
住宅保証機構のアンケート調査でも、80.7%の方が住いに欠陥が
発生した場合「適切な保証が受けられないので。等」を感じ、
90.9%の方が、万一の事態に備える「保険の必要性」を強く感じている
結果が出ています。
住宅会社は構造と雨漏りの保証期間の10年間は無償で補修を
しなければなりません。しかし、保証書をお客様に発行するかどうかまでは
決まっていません。
まして、公的機関の保証をつけなければならない決まりもありません。
しかし、万一、あなたの家を建てた業者が倒産してしまったら、
保証してもらうわけにはいきません。
そのためには、やはり公的機関の保証があれば安心できます。
あなたの家づくりを信頼して依頼することができる業者は、
住宅保証機構などに加盟しているかどうかが判断材料になります。
また、公的機関の保証制度の有無は欠陥住宅を防止することにも
重要な役割があります。
それは、重要な工程での専門検査員の検査に合格することが
条件だからです。
自社の検査だけでは見落としがちなところもチェックできます。
お客様のためには、安心の公的保証がお勧めできます。
2009年10月からはこれが、義務化されるように法改正がされました。
都市住宅では、義務化に先行して、従来から(財)住宅保証機構の
公的保証を実施しております。
⑩構造見学が自由にできる会社を選ぶ
構造見学とは文字通り、完成前の工事途中の骨組みが見える見学です。
完成すると隠れてしまう部分、つまり基礎、土台、床組み、
柱や床を支える梁、断熱材、耐震金物などを見学することです。
家も人間と同じで骨組み(構造)や性能(断熱・気密)が命です。
いくら高級な仕上げ設備をつjけても、家が傾いたり、雨漏りがしては
台無しです。
また、出来上がってからの暖冷房効果に大きく影響を及ぼす
断熱性能や気密性能などは、この段階で決まってしまうのですから、
必ず確認してください。
以上の10項目を、あなたが業者を選ぶ基準として、会社の規模や、
展示場、営業マンの礼儀他正しい挨拶、豪華なパンフレット、
大幅な値引き・・・など、見せ掛けだけの営業戦略やテクニックに
だまされないで、しっかり業者を選別してください。
家づくりは人生で一番大きな買い物ですから、ご家族間でも意見が
いろいろ分かれることと思います。
家づくりの成功の鍵は家族の話し合いが一番です。
みんなが納得できるまで、時間をかけて十分話し合って下さい。
そして、「ここだぁ!ここに決めた!」という業者に出会えたら、
あなたが家づくりに使える全エネルギーをその業者さんとの
打合せにあててください。
ここまで、お読み頂いたあなたの家づくりが、必ず成功することを
心から願っています。
見学会・家づくりに関するお問い合わせは
今すぐ 0246-65-4788